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RECYCLING AGRICULTURE

循環型農業について

地域資源の有効活用と循環型農業の確立。安全・安心でおいしい農畜産物生産を目指して。

「宮崎畜産グループ」の循環型農業とは…

おいしい空気・水と安心・安全な餌を食べて育ち、栄養分をたくさん含んだ豚の排泄物から上質な堆肥を作って、畑に還元。それら堆肥を作物が吸収して育った作物を、動物や人間が食べる。人間や微生物を含む動物と作物は、生態系という一つの大きなサイクルを形成し、もちつ・もたれつ状態を保って循環しています。

「循環型農業」とは、人間や家畜の食料となる農作物を育てるために、家畜の排泄物や人間の食べ残し、作物のワラなどを堆肥として活用して、微生物に分解させることで、よい土をつくり、農産物に栄養を与えるという、地域内でのサイクルのこと。 ところが近年、生産性の向上のため、堆肥に代わって化学肥料を使用されるようになると、それに伴って家畜の飼育もだんだん衰退し、各農業生産分野が分断され、循環過程が断ち切られてしまいます。

「宮崎畜産グループ」には、この分断された分野を繋ぐ、昔ながらの「循環型農業」が可能な環境があります。 グループ内で養豚農業と園芸農業を行う特徴を生かし、家畜ふんを堆肥にして、野菜などの園芸の土作りに役立てる、資源循環型農業の仕組みを築いています。 「地力を高めることが作物の品質向上に直結する」という考えのもと、「宮崎畜産グループ」の農家では、肉用豚肥育農業からの堆肥を利用した生産を行っています。
養分を多く含んだ豚の良好な堆肥を活用した、健康的な土作りを行うことで、野菜はしっかりと根をはり、病気や害虫に強い、丈夫でおいしい野菜が育ちます。 堆肥の投入で土の水はけはさらに良くなり、野菜の甘みやコクが増すなど、農作物の品質がグレードアップします。 また、畜産農業にとっても、堆肥の販売で、ふん尿の処理コストを賄えるという好循環が生まれています。

「宮崎畜産グループ」は、これからもさらに人と環境にやさしい、さらに安心でおいしい野菜づくりを目指します。

  • 1

    豚のフン・尿とおがくずが肥料の原料となっています。

  • 2

    微生物の働きで、時間をかけて熟成させます。

  • 3

    ミネラルたっぷりの肥料になり、栄養価の高い野菜に育ちます。

●豚の糞尿は農地の堆肥へ

豚の糞尿は、発酵させることで、臭いもなくサラサラの堆肥へと変身。

●堆肥がよい土壌を作り、農作物を育てる

自然の有機物である堆肥は、土に栄養を与え安心・安全な野菜を育てます。

宮崎県都城市の地域内の循環システムを、地域一丸となって構築

宮崎畜産グループは、
持続的に発展できる地域農業の確立を目指して、
自然の生態系に近い形で畜産と農業をリンクさせ、
「地域資源の有効活用と循環型農業」
「環境に配慮した安全・安心な農畜産物生産」を目標に、
宮崎県都城市内で可能な、循環型農業に取り組んでいます。